昨日のRIZIN_Landmark2お疲れさまでした
全5試合という少なさではありましたが、なかなか見ごたえのある試合もあり、面白かったですね
なにより試合結果ももちろん、今後が更に気になる話題の男、平本蓮選手
彼についてわたしの主観を語っていこうと思います
平本蓮選手とは?
1998年6月27日生まれ、23歳(22年3月時点)
12歳で全国U-15ジュニアボクシング大会優勝
16歳(高校1年生)でK-1甲子園優勝
18歳(高校3年生)でK-1ライト級トーナメント準優勝
19歳で初代K-1WORLD GP-65㎏王者ゲーオ・ウィラサクレックをK-1選手で唯一KO勝利を勝ち取る
小学生の頃から格闘技を始め、K-1でメキメキと頭角を現し、付いた異名が
新生K-1の申し子
その後、K-1との契約満了を待って、21歳でRIZINに移籍
MMAへの転向を発表した
しかし、1年間の準備期間を経て期待のMMA初戦の22歳
萩原京平のテイクダウンになんの対応もできず2RTKO負け
そして1年3ヶ月の練習期間を再び経て、23歳、待望のMMA2戦目鈴木千裕との対戦に望む
平本蓮への期待感
強豪揃いの新生K-1の中でも激戦区と名高いスーパーライト級に現れた10代の超新星
インタビューでも垣間見える高いファイトIQと理論的な思考力を持つ彼がこれからどんなキャリアを積み、どんな強豪を世界から引き寄せるのか
期待された矢先のMMA転向
キックボクシングにおいてどれ程活躍できるかという期待感をそのままMMAの活躍にスライドしてしまったのは我々ファンサイドの落ち度もあるかもしれない
しかし期待をせざる得ないほどの強さが彼にはあった
加えて彼自身のビックマウス
「UFU王者になる」
才能あふれる彼から発せられる言葉は魔法のように我々を魅了してくれました
ただし、MMAはそんなに甘くはなかった
平本蓮の敗因
そも平本蓮のキックボクシングにおけるファイトスタイルは
ガードを高く上げ、後重心に構え、ロングレンジのパンチを得意とするファイターと思います
キックボクシングではセオリー通りの構えで、結果きっちり勝ち星を積み上げていました
が、MMAにおいてはその構えは弱点にもなりえます
タックルのあるMMAでは上体を高く構えることはタックルの餌食となりえます
いくら打撃のスキルが高くてもタックルに弱ければMMAでは大きな弱点になります
だからといって、スタイルを完全に変えてMMA用の打撃を1から鍛え直す ということになれば平本蓮の魅力と強みがなくなってしまいます
ここが他種目から転向してきた選手に対してMMAにアジャスト(調節)するという表現が使われる理由だと思います
加えて、キックボクシングからの転向というMMA選手には持っていない打撃を持つ選手に対して多くの選手が物珍しさから持ち上げてしまったことも少なからずあると思います
ここに関してはMMAの現場を知らない私が論ずるところではないんで割愛しますが、事実パーソナルトレーニンを受けてボクシング技術を特化させた朝倉海がRIZINで猛威を振るっていた事を考えると、立ち技競技と比較して、MMA現場の打撃スキルに対する理解度はもしかしたら遅れているのかもしれません・・・
打撃はセンス、寝技は時間
どこかの番組で某神の子が言っていたセリフです(曖昧で申し訳ない笑)
事実、打撃というのは練習量よりセンスに頼る部分が多く、寝技に関して言えば時間をかければかけた分だけ強くなる と言われています
(もちろん、打撃にも練習は必要だし、寝技にもセンスも必要になることもあります)
平本蓮選手にスポットを当てて考えると、打撃のセンス抜群寝技の時間不足と言われると思います
これはもう、伸びしろとしか言いようがないのは誰の目から見ても明らかです
じっくりと時間をかければMMAにおいても手がつけられない強豪選手になることは間違いないです
ビックマウスは封印すべきか?
個人的な答えはNOです。ただし発言のツケを払える場合のみです
ツケというのは自分の発言に対する羞恥心、自分自身への劣等感、猜疑心
渦巻くすべての感情を飲み込んで明日からもまた生きることができるかどうかということです
結局、自分に対して一番厳しい目を向けられるのは自分だけというのが私の持論ですが
自分自身を許せない自分に抗い続けて、それでもしぶとく戦い続ける事が彼の今までの発言に他するカルマの清算になることでしょう
それに関して他人、ましてやPPV4000〜5000円程度を支払う観客が踏み入る隙はないと思います
これから、もしかしたら今こうしている間も彼は自分の発言に苦しんでいるかもしれません
かつてのキックの仲間に対してMMA転向を勧めるも自分自身は勝利をあげられず
MMAの先駆者に対して無礼な発言を繰り返すも、MMAの基本もできておらず敗北を繰り返す
かつて【申し子】とまで呼ばれた男の衰退期
今この時間を黎明期と呼ぶか引き際と呼ぶか
それはこれからの彼が結果で答えを出してくれることでしょう
これからの平本蓮
だから、どうか、20代の若いファイターの最も幸福な時間を誰も邪魔しないで上げてほしい
好きな選手を侮辱されたファンも居ることでしょう
キックボクシングに対して悪く言われたと、K-1の名前を汚されたと表現する方もいるかもわかりません
ただ、彼は今自分のカルマの清算をしている最中です
若気の至りなんて言葉で片付けるつもりはありませんが、もう少しだけ若い彼にチャンスをくれないかと
昨今のSNSの過激さと影響力の怖さに怯えるアザレアからのお願いでした
私情入りまくりの格闘技レビューでした
勝利した鈴木千裕選手に対しての賛美記事に関してはまた今度・・・
本日はこのあたりで
ご拝読ありがとうございました
↓見逃した方は3/13(日)までアーカイブ配信中ですのでぜひ
MMA死ぬまで辞められないな
— 平本蓮 REN HIRAMOTO (@REN_MMA) March 7, 2022
本当に大好きだ
またすぐに試合する
今年はガンガン試合する
俺の力はまだまだ全然こんなもんじゃない
経験つけて必ず頂点に這い上がる
自分のまま生きる事を諦めない
いつかUFCの王者にも絶対なれる
俺ならやれる
昨日は応援ありがとう
またすぐ闘う
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