格闘技界で無名の外国人と戦う際、名前にKとVの付く選手には気をつけろと言われます。
それは彼らが、ロシア系の選手であり、あり得ないくらい強い証拠だからです。
その中でも今注目なのがダゲスタン共和国出身の選手たちです。
いまや、ハビブ・ヌルマゴメドフを始めとしたダケスタンの選手が多く現れ、次々とベルトを巻いていきます。
RIZINでも22年大晦日にBellator契約下のガジ・ラバダノフが武田光司と対決し、見事勝利しました。
まさにダゲスタンの時代がやってきたと言えます。
ところで、○○エフとか○○メドフとか言う名前の選手を見るたびに「ダゲスタンだ!」と警戒するあなた。
ダゲスタン共和国ってどこあるか知ってますか?
この記事では、格闘技を席巻中のダゲスタン共和国について解説します!
- ダゲスタン共和国がどこにあるのか
- ダゲスタン共和国の有名選手
- ヌルマゴが被っているモフモフの名前
- これから注目のダゲスタン選手
ダゲスタン共和国ってどこにある?
ロシア連邦を構築する国で、北コーカサス地域のカスピ海沿いに面した共和国です。
面積:約5万k㎡ 人口:約250万人
九州と四国の面積合わせて約6万k㎡。京都の人口が約260万人だよ
国名は、トルコ語で山を意味するdağ(ダグ)に、ペルシャ語で国の名前に付く-stān(スターン)がついて
山がたくさんある場所という意味です。山岳地帯で人の往来が少ないので、多様な部族が混在して、現代でも部族的な生活をしています。
住民のほとんどが、ムスリム(イスラム教徒)です。
お隣がBellatorライト級ファイターのトフィック・ムサエフの母国である、アゼルバイジャンです。
ダゲスタン出身の有名な格闘家
ロシア系ファイターは強すぎるから、各団体で契約できるロシア人の数に制限がある。なんて都市伝説が流れるほどでした。
現にロシア人ファイターで代表的なのはセルゲイ・ハリトーノフやエメリヤーエンコ・ヒョードルがいます。
ですが、今ではロシア系の中でもダゲスタン共和国出身のファイターが各団体のベルトを巻くなどの活躍を見せています。
名前 | 主な活躍 |
---|---|
ハビブ・ヌルマゴメドフ | 元UFC世界ライト級王者 |
ウスマン・ヌルマゴメドフ | 現Bellator世界ライト級王者 |
イスラム・マカチェフ | 現UFC世界ライト級王者 |
ザイード・イザガクマエフ | ONE Championshipライト級ランカー |
ウマル・ヌルマゴメドフ | UFCバンタム級ランカー |
ダゲスタンで世界統一されそう・・・
ヌルマゴが被っているモフモフ→パパーハ
ヌルマゴが被っている頭のモフモフはパパーハと言います。英語ではアストラカン・ハットといってコーカサス地域で着用されている帽子です。
通常、羊か山羊の毛皮で作られますが、高級なものだとカラクールという羊の毛皮で作ったものになります
生まれたてのカラクールの毛皮の事をアストラカンと呼ぶよ
これから注目のダゲスタンファイター:ムハンマド・モカエフ
ムハンマド・モカエフはUFCフライ級のファイターです。
現在9勝無敗(23年2月)、UFCでも3連勝中でまだ下位とはいえ、ランカーの1人で今フライ級で大注目の選手です。
2000年生まれの若手で、イギリス人ですが産まれはダゲスタンなので英国のハビブとも呼ばれています。
平良達郎との対決は?
同じく現在UFCで3連勝中の平良達郎。
Respect! Let’s make this happened
— Muhammad Mokaev (@muhammadmokaev) November 26, 2022
Welcome to the UK March 19th! https://t.co/6EBBnmYiJq
Twitter上でお互いに対戦希望を表明してます!
次世代の超新星同士がここでぶつかるのか、はたまたタイトルマッチまで温められるのか
今後に大注目です!
まとめ
格闘技ではブラジル、アフリカ、ロシア、アメリカと様々な国のファイターが次々にやってきます。
その中でも、ダゲスタンのように同じ地域の選手が同時に活躍するというのは稀です。
リング・ケージの中の活躍だけでなく、その選手の国がどんな文化を営んでいて、どんな思想を持っているのか
はたまた意外な選手同士が繋がっていたりしてとても面白いです。
Last week in US 🇺🇸 gonna miss my sparring partners 🤝 will be back soon for sure @AmericanTopTeam pic.twitter.com/LIkYdpk0SC
— Muhammad Mokaev (@muhammadmokaev) June 28, 2022
アメリカン・トップ・チームに出稽古で来たムハンマド・モカエフとATT所属のUFCフライ級2位(当時)アレッシャンドリ・パントージャと表情の硬い堀口恭司笑
ほんの少し調べてみると、格闘技をもっともっと楽しめますよ!
アザレアのひとりごとではこういったちょっとしたプチ情報を発信し続けます!
以上、アザレアのひとりごとでした!
最後まで読んでいただきありがとうございました。よかったら他の格闘技好きの仲間にも広めてみてくださいね~
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