幼少期、1,2,3,ダッーで年が越えると勘違いしていましたが、猪木は除夜の鐘ではない。
アザレアです!
RIZIN40の対戦カード紹介と見どころ解説、勝敗予想です!
いよいよやってきたBellatorとの対抗戦。地上波打ち切り後初めての大晦日。
どんな大会になるのか今から楽しみです!
さっそく解説していきます!
- RIZIN VS Bellator対抗戦見どころ、解説、勝敗予想
- RIZIN40視聴方法
大会概要
名称
湘南美容クリニック presents RIZIN.40
日時
2022年12月31日(土)11:30開場(予定)/ 13:30開始(予定)
会場
さいたまスーパーアリーナ
主催
RIZIN FIGHTING FEDERATION
冠協賛
湘南美容クリニック
RIZIN公式サイトより引用
視聴方法、PPV、プラットフォーム情報
公式サイトへ | PPV料金 (割引適用) | 月額料金 | 総額 |
---|---|---|---|
前売¥4,320 当日¥4,752 | ¥960 | ¥5,280 | |
前売¥3,600 当日¥4,080 | ¥2,189 | ¥5,789 | |
¥4,800 | ¥429 | ¥5,229 | |
前売¥3,500 当日¥3,900 | ¥880 | (期間限定) | ¥4,780
RIZIN VS Bellator全面対抗戦
ファン待望の対抗戦です。どっからそんな金出てるんだっていう突っ込み入れたくなるくらい豪華なカードが揃いました。
RIZINファンが知ってるやつしか出てこないという至れり尽くせりっぷり。
すなわち勝てるのかよってメンツが押し寄せてきてしまったんですが・・・笑
ルール
RIZIN MMAルール
5分×3R RIZINリングで行われる。
扇久保博正 VS 堀口恭司
ここでやるのか扇久保!?
前戦、バンタム級JAPAN GP覇者である扇久保が、Road FC元王者であるキム・スーチョルに敗北という、あまりに悔しい結果に我々ファンも、「堀口戦は絶望か・・・」と思いきやまさかのこのタイミングで実現!
注目どころはこの試合、Bellatorフライ級代表として堀口恭司が参戦している点です。
Bellatorには現在フライ級は設立されておらず、CEOであるスコット・コーカー氏も「(設立には)時間もお金もかかるので、慎重に判断したい」と、インタビューで答えてます。
その件は一旦置いておいたとしても、今回の堀口恭司はBellatorフライ級代表です。
えぇ、RIZINフライ級代表を迎え撃つんですから、Bellatorフライ級代表ですよもちろん。
今回の対抗戦によって、Bellatorのフライ級設立に向けて、どのような判断材料になるのか。
はたまた、世界のフライ級人口の少なさと、UFC、ONEの二強に有力選手が流れてしまっている現状をみると、採算が取れない気もしますが・・・
勝敗予想
堀口恭司 2R TKO勝ち
2018年7月29日 堀口VS扇久保2の際の試合ルールは1R 10分・2R5分の変則15分マッチでした。
試合時間が違うので、純粋MMAルールでの指標にはなりませんが、堀口が10分かからずに扇久保を血祭りにあげたのは、今見ても驚異的です。
今の堀口恭司でも、変わらず10分程度で血祭りにあげてくれる事を期待できます。
あれから4年、より一層強くなった2人ですが、残念ながら差が埋まったようには感じませんし、それどころかくぐった修羅場のレベルが桁違い。
ハングリー精神、だなんて素人の私から扇久保選手に説法たれようなんざ、片腹痛いとも思いますが・・・
下馬評を覆し、大晦日最後の地上波で勝利を収め、再婚を果たし、子を授かった扇久保博正が4年前の執念を上回る意地を見せつけることが出来るのか?わたしは正直無理だと思う。
今の扇久保に怖さを出せるのか?という疑問と、できればここで店仕舞いして、穏やかに暮らす道を選んでいただきたい気持ちがあります。
対して、UFC脱退後、母国のMMA熱を蘇らせ、怪我やコロナ禍などで大回りを辿りつつも、ようやく舞い戻ってきた世界の舞台で、僅差とはいえ2連敗という苦渋を飲んで、母国凱旋を果たす堀口恭司。
いわば、最終回VS最終章
勝つのはどっちかってたらやっぱり・・・うぅん・・・
本音はサークルケージで戦う扇久保を一度でも見たかったな・・・
以前のインタビューでは、慎重に判断するの1点張りだったスコット・コーカーも前向きに検討するというというコメントが出ました。
しかし、新階級設立には10~20人以上の新規契約が必要になるのと、北米でPPVが売れるのかという商売の問題があり、我々ファンとしても、無理強いすることなく公式発表まで静観したいところです。
キム・スーチョル VS ファン・アーチュレッタ
RIZINバンタム級代表、キム・スーチョル!と言い放ってしまうRIZINのなりふり構わなさは日本人全員見習うべきです笑
コイツこの前扇久保倒しただけじゃん!と言いたくなりますが、実は2015年のRIZINに参戦している、いわゆる創立メンバーなのです。
我々格オタはもちろん、今のRIZINファイターは彼に足を向けて眠れません。
扇久保を倒しただけと言いつつ、RIZINバンタム級JapanGP覇者に勝利したともなれば、事実上のRIZINバンタム級最強の男です。細かい部分は割愛して
対するはBellatorの超優遇ファイターと名高いファン・アーチュレッタ。
この人マジでBellatorに愛されすぎでしょってくらい事あるごとにタイトルマッチやっている選手です。
ちなみに、正確にはタイミングが神がかっていて、フェザー級GP初戦でパトリシオと対決、堀口がベルトを返上したタイミングでミックスと王座決定戦、バンタム級GPではペティス欠場により、初戦が暫定王座決定戦。という2年半の5試合中3試合がタイトル挑戦という引きツヨっぷり。
冗談はさておき。Bellator戦績は11戦8勝3敗。敗戦の内訳は、パトリシオ(現王者)、ペティス(現正規王者)、ストッツ(現暫定王者)。加えて自身はバンタム級元王者であり、文句なしのトップコンテンダーです。
Bellatorの怪物に、アジア最強の男が立ち向かう・・・!
なお、アーチュレッタ、タイトルへの引きは強いのに3年前から対戦要求を続ける堀口恭司とは、すれ違いの日々というきちんと収束している律儀な運命の方笑
いつ堀口と戦えるのかなぁ・・・
勝敗予想
ファン・アーチュレッタ 3R 判定勝ち
アジア最強とはいえ、北米のトップどころの選手には勝てないだろう・・・
ただ3R極上のMMAを見せつけてくれることを期待してます。殴り合って良し、寝てしのぎあって良し、レベルの高い二人だからこそ、決着はつかないんじゃないのかなと予想します。
この試合結構楽しみなんですよね笑 故に少し解説遊んでしまいましたが、他のBellatorのバンタム級ファイターだとスペックが尖ったファイターが多いだけに、アーチュレッタくらいオールラウンダーなファイター相手だと、キム・スーチョルの見せ場って結構あると予想して・・・フルラウンド見ていたい!
朝倉海や井上直樹は?
2年ほど前からアーチュレッタの対戦要求も話題に上がっていた朝倉海。並びに朝倉海の対抗馬と名高い井上直樹。
ともにRIZINバンタム級において、トップどころ文句なしの選手ですが、残念ながら対抗戦には不参加です。
去年末のトーナメントで扇久保に負けて以来、両者ケガが重なり1年休業中です。そこにきて復帰で対抗戦!RIZIN代表!と言われても難しいものがあることは想像に難くないです。
怪我明け、JAPAN GP敗退とお互いにキャリアを長く足踏みせざる得なくなった1年でした。
北米で戦おうというのに、島国で2連敗をやらかしては、先が非常に厳しいです。
井上直樹は、今大会で、朝倉海は来年、RIZINバンタム級のトップたる実力を見せてほしいです。
RIZIN代表 キム・スーチョル
7年ぶりに参戦して、1勝挙げただけで代表呼びするふてぶてしさ・・・というのは冗談です笑
ここにきてRoad FCの怪物をRIZINで契約結べたというのは、流石というか助かったの一言です。
コロナ禍で世界に向けて情報も発信できず、選手も多く離れ、再契約しようにもここ1~2年の間に他団体とすでに契約済みで、世界から遅れをとる形になってしまったRIZINが、強い外国人選手を1人でも確保出来ているのは、素晴らしいことです。
まずは、世界へ向けてRIZINの存在をアピールすることが必要という、今の段階で、RIZIN契約下で北米にアピールチャンスがあるのはアジア選手からしたら魅力的なのではないでしょうか?
当然近道になるわけではないのですが、少なくともアジア圏内の団体で実績を積めるというのを魅力に思える選手は多くいるはずです。
朝倉兄弟と戦うと日本人の知名度を稼げるからメリットある! と言われていた事とあまり変わりませんが笑
いずれにせよ、海外の選手をRIZIN代表として、外敵と戦う構図を作れるのは、ようやくコロナ前のストーリーを取り戻したようで、とても嬉しいです。
厳しいマッチになるけど、キム・スーチョルにはしっかり世界へ強さをアピールしてもらいたいです。
クレベル・コイケ VS パトリシオ・ピットブル
闘神VS闘犬
ベラトール生まれ、ベラトール育ち、ベラの強いやつらは大体倒したを地で行く、パトリシオ・ピットブル参戦です。
ベラトールフェザー・ライト級2階級同時王者というバケモノ・オブ・バケモノがRIZINにやってきます笑
20年のRIZINライト級GPに参戦したパトリッキー・ピットブルは兄であり強い方のピットブルでした。
今度はエグイ方のピットブルが来ます。
対するRIZINはフェザー級王者であり、RIZIN参戦後名立たる選手を一掃し6戦全1本勝ちという無双っぷりのクレベル・コイケです。
これ、正直パトリシオよく試合OK出してくれたな・・・というのが率直な感想です。
クレベルは確かに強いですが、ここ2年は島国で無双しているだけで、北米基準のファイターと対戦していないのが事実。
最後の敗戦であり、キャリア最大の相手である、マテウス・ガムロットも現在UFCでランカーでケージで活躍していますが、フェザー級ランキングは7位(22年12月現在)
そこに勝てなかった男がパトリシオといきなり対決・・・という驚きはあります。
ただし、パトリシオがUFCでどこまで通用するのかは未知数です。実際やってみないと分からないというやつで、ある意味パトリシオの査定とも見れます。
パトリシオに勝つことで、北米への再挑戦を果たせるか、はたまた非UFC最強と名高いパトリシオが圧倒するか。
勝敗予想
パトリシオ・ピットブル 2R KO勝ち
落ちた落ちたと言われながらも、やっぱりピットブルなんだよな・・・という結果で合わると予想。
打撃の面でパトリシオが強引に入り込み、寝技の展開を作れずボッコボコと予想・・・
前回までのクレベルの打撃に迂闊な点を考慮すると、その程度で終わりそうですが、今回どこまで修正できるか
また、徹底的に寝技に引き込み続ければあるいは・・・それでも厳しいのかな・・・
朝倉未来は?
9月にフロイド・メイウェザーと対決し、2R TKOされてしまった朝倉未来。脳震盪を起こしてますので100日ないし3か月は休養すべきです。
水垣選手などMMA選手のフィジカルコーチを務めていらっしゃるタケダイグウジ氏の記事です。参考に・・・
脳震盪からの試合復帰には時間をかけるべきです。いくらチャンスだなんていっても体を壊しては意味がありません。
メイウェザー後3か月でパトリシオと戦おうというのは挑戦ではなく無謀であり自〇行為です。
Bellatorとのクロスプロモーションも今回限りでないと明言されていますし、焦らずしっかりと準備をしていただきたいところです。
それにしてもここ何年かの貢献度に対して、ようやく迎えた対抗戦に、朝倉兄弟揃って不参加というタイミングの悪さとは・・・
つくづくスターになるのは努力や素質というよりタイミングなんだと実感します。
ホベルト・サトシ・ソウザ VS AJ・マッキー
Bellatorライト級GP前哨戦!
近く開催を予告されているGPにサトシを呼びたいと、スコット・コーカーのラブコールが聞こえたと思いきや、RIZINのリングで一足先に実現したサトシVS AJマッキー
クレベル同様、北米基準のファイターと対戦経験もなく、世界ランキングも未知数なサトシ。
触れれば即極めに入れる、驚異的な寝技師が北米ファイターさえも極めるのか?
対するは、激戦区といわれたBellatorフェザー級GPを全て完全決着で制覇したAJ・マッキー。ライト級に転向し、今回で2戦目です。
打投極すべてのレベルが高く、27歳という油ギトギト乗りまくりなBellatorのニュースターがライト級でも無双を見せてくれるのか。
怪獣大暴れというか、こんな格オタの妄想みたいなカード実現しちゃっていいんでしょうか・・・?
すごく楽しみです。
勝敗予想
ホベルト・サトシ・ソウザ 3R 一本勝ち
前回ライト級転向初戦のスパイク・カーライル戦の様子をみるに、マッキーはまだライト級にアジャスト出来ていないんじゃないかな?と思いました。
相手の耐久値や、自分の動き方などまだまだ実践で積むべき課題が多く見えます。
今回のサトシ戦で学習し、GPまでに間に合わせるのかな~と思うと現状サトシに分があるでしょう。
加えて今回がリングであることも影響します。AJマッキーはBellator生え抜きの選手で、キャリア全てサークルケージなんですよね。リングの経験がないことに戸惑いもあるでしょう。
そして、逆に言えば、サトシがAJ・マッキーに勝利するのってこのタイミングだけだとも思います・・・
GP始まる前に北米のレベルを触れて、サトシ自身もGPへ準備を進めてほしいところです。
武田光司 VS ガジ・ラバダノフ
宮田軍団VSヌルマゴ軍団全面対抗戦!!
いや、タイマンなんですけどね笑
対抗戦最後の枠はライト級の武田光司に決まりました。
2022年の戦績は2勝1敗。ジョニー・ケース、ザック・ゼインに勝利し、スパイク・カーライルに一本負けという内訳ですが、中身が濃い・・・!
日本人負けなしのジョニー・ケースに勝利した時点で、RIZINライト級の序列をひっくり返してしまう程の快挙。続くザック・ゼインにも一本勝ちと今年存在感をアピールし続けた男でした。
スパイク・カーライルに敗北するも、正直彼の実力も未知数というか、先日のAJ・マッキー戦の粘りを見ると、もしかしたらカーライルヤバ強の気配も感じられるので、あの敗北は必ずしもマイナス評価にはならないでしょう。
対するはヌルマゴ軍団が1人、ガジ・ラバダノフ。
現在ベラトールライト級10位のダゲスタンの選手です。
武田はどうしてこうもやばい連中にぶつかる運命にあるんでしょうか・・・というよりこの階級もう一歩島国を出たら、怪物しかいないんですけどね・・・
ONE、UFC、ベラトール各団体で猛威を振るっているヌルマゴ軍団がいよいよRIZINのリングに現れます。
武田が日本の維持を見せつけるか、はたまた浸食を許してしまうのか。注目です。
セコンドにはヌルマゴ・メドフが来るそうです。楽しみです。
勝利予想
ガジ・ラバダノフ 2R 一本勝ち
もうやめてくれってくらいボコされるに一票・・・
武田のフィジカルや体捌きの上手さというのは、日本人離れしていますが、ダゲスタンに敵うのかという点です。
せめて打撃で上回ることが出来れば、勝機は見えてきそうですが、ラバダノフ打撃も強いみたいなんですよね・・・
かなり差のあるマッチに感じますが、ライト級10位ぶっ飛ばしたら来年のGP参戦が見えてきそうですが、スコットさんいかがでしょう?
まとめ
今回の対抗戦でRIZINサイドに有利な点はホームであることと、リングであることの二点です。
飛行機に乗って時差ボケや、慣れない気候にかなり戸惑うはずです。日本の四季ってこういう点は良くもあり不純です・・・
日本で戦う事自体初めての選手が多い中、いつものサークルケージでなく、リングという全く戦術が変わってしまう事も、大きな影響を与えます。
ある意味チャンス。あるいは何の意味もないかもしれませんが・・・
いずれにせよ、ガチメンバーが揃った大晦日です。
地上波放送がなくなったから、お茶の間忖度なしのガチカードが揃う!と期待されている大晦日ですが、その辺りも私としては、それだけじゃダメなんじゃないかなとは思います。
大晦日くらいは純度100%のMMA大会が見たい!という気持ちはわかるのですが、お祭りカードがあったり、まさかの参戦があったりするのもRIZINの面白いところです。
スポンサーパワーの参戦で勘違いするな!
チケット集客力で参戦できるのかよ!!
という批判もSNSでよく見ますが、それも正義の1つです。
競技である以上、商売の世界ですから。お金を大きく動かせる人間がある程度融通を利かせられるのは、社会のルールです。
そういった選手がいるからこそ、運営も出来て、のびのび暴れられる選手もいるもんです。
だからと言ってそういう選手ばかり増やしても、今回のようなクロスプロモーションも出来ないので、塩梅が難しいところですが・・・
契約の都合、コンディション、オファーの条件など色んな事情が重なって、参戦が叶う事を想像すると、安易に参戦選手の批判というのは目に余るものがります。
SNSが発達してきたことや、騒ぎが団体に伝わってしまう事で、過激な批判が増えた印象ですが、RIZIN参戦に関してはリラックスして見た方がよいかと思います。
ともあれ、説教臭い締めになってしまいましたが、地上波離脱後のRIZINの立ち回りは非常に興味深いです。
格闘技氷河期を再び迎えないためにも、ここまで戦い続けたファイターのためにも
絶対に目を離せません。
以上、
アザレアのひとりごとでした!
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ご拝読ありがとうございました^^
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