こんにちは、珍しく海外MMA団体のお話をするアザレアです
日本のRIZINファンも大注目のBELLATOR MMA のバンタム級トーナメントの開幕戦がいよいよ発表されました
日付は?日本での視聴方法は?そして堀口恭司の相手は?
解説していきます!
Bellator279 米国ハワイ
今回のベラトールはハワイで現地時間4月23日(土)に開催されるようです
日本時間では4月24日(日)11時30分からメインカード開始予定になります
9時からプレリミナリーがはじまります
開始時間を間違えてお知らせしておりました。申し訳ございません。
3/21 管理人
堀口恭司VSパトリック・ミックス
Bellatorファンはもちろん、RIZINファンにもご存知、パトリックミックス選手が堀口選手のトーナメント最初の相手です
15勝1敗(1KO 11SUB)という戦績で11の一本勝ちのうち7回も1R決着で勝利を上げている文句なしの世界強豪クラスの選手です
19年の大晦日にRIZINのリングで元谷選手の寝技を難なく解除し、逆に1Rで一本を極めたのはショックと同時に絶望感を覚えた方も多いと思います
※3月9日現在RIZIN公式Youtubeでそちらの動画は公開されてませんでした
ミックスの唯一の敗北はファン・アーチュレッタとのバンタム級タイトルマッチのみです
現在ランキングはアーチュレッタ1位、ミックスが2位
堀口恭司が5位にランクインされています
ランキング差程の実力がかけ離れているとは思えませんが、北米No2のBellatorという団体でランキング2位の男が弱いわけがありません
前回の衝撃的なKO負けより4ヶ月、復帰戦としては相当ハードな相手となりましたが、果たして堀口恭司は・・・
視聴方法はU-NEXT独占配信!
以前までBellatorは、youtubeで無料配信をやっていましたが、去年よりU-NEXTと独占配信契約を結び、日本で視聴するにはU-NEXTのみとなっております
なお、U-NEXTに月額登録さえしていれば、PPVを別途払うことなく無料で視聴できます
さらに、Bellatorは今後U-NEXTで過去の試合を順次無料公開、アーカイブを無期限開放!
いつでも見逃した試合を見返すことができます!
↑動画は試合ごとに分かれており、見たい試合だけ検索もらくらく♪ ダウンロード視聴もできる
U-NEXTの月額料金は2,189円(税込み)ですが、毎月1,200ポイント必ずもらえるので実質989円!
今登録すると31日間無料でお試しできます
堀口恭司の試合に合わせて登録するもよし、お試しで登録してみて合わなければ31日以内に解除すれば無料
この機会にお試し登録してみてはいかがでしょう?
セルジオ・ペティスVSラフォン・ストッツ
Bellator279のハワイ大会でメインイベントを務めるのは
バンタム級トーナメント一回戦と兼ねてバンタム級タイトルマッチ、ペティスVSストッツです
ストッツは現在バンタム級1位でかつ、ペティスと同じジムの選手です
前戦では4位のマゴメド・マドメドフと対決し、下馬評不利をひっくり返しての勝利を飾っています
1位のアーチュレッタはペティスに敗北、2位のミックスはアーチュレッタに敗北している中で
次のタイトルショット(次期挑戦者)として3位のストッツが選ばれるのは妥当と言えますが
過酷なトーナメントの一回戦から同門対決とはお互いかなり削られる戦いになりそうです・・・
ベラトールではトーナメントも王者の試合に関しては全てベルトを掛けたタイトルマッチになるという形式を取っています
なのでここでペティスが敗北すればトーナメント一回戦から新王者誕生という大事件が起こってしまいます
同門対決の厳しさ
格闘技では基本的には同じジム、マネージャー、コーチ一つでも被る相手との試合は組まれないものですが、こういったタイトルマッチやトーナメントとなると戦わざる得なくなります
これは仕事にも言えることですが、仲間の存在というのは偉大です
辛いとき、挫けそうなとき仲間の一言や頑張る背中に励まされる瞬間や
逆に仲間の背中を押して、大きな成果をあげる瞬間を共に過ごしたり
思い出を羅列すると数え切れないと思います
特に格闘技といういつキャリアが終わるかもわからない過酷な種目で
自分の夢のために仲間の夢を否定しなければならない
そういった重い重い覚悟を背負いきれた者が勝利すると思います
この試合の勝者は、間違いなく優勝候補の一角に大きく名をあげることになるでしょう
・・・え?「王者のペティスは当然、ストッツもすでに優勝候補の一人だ」って?
いいえ、優勝するのは堀口恭司です(キッパリ)
堀口恭司は勝てるのか?
前回のペティス戦では序盤圧倒していたものの、最後に逆転KOされてしまった
という見方が有力ですが、その中でもいくつか堀口恭司の弱点が浮き彫りになりました
まず、もともとフライ級で戦っていた堀口恭司の体ではバンタム級では小さすぎるということ
海外の選手は内臓の強さと筋肉量の多さから減量を水抜き中心に組み立てます
それによって計量翌日には大きくリカバリーして試合当日別人のように体が大きくなります
もちろん、それにはスタミナが不足するなどのデメリットもあるのですが
純粋重さは強さに繋がり、特にバンタム級のような軽量階級ではその差は顕著です
事実、圧倒していたはずのペティス戦で堀口恭司が効かせた打撃というのは殆どなかったように見えました
RIZINではあれ程に危険視されていた堀口恭司の打撃も、本場の戦場ではメインウェポンとして置くには物足りないようでした
今回のバンタム級トーナメントの私の懸念はその一点です
唯一の救いは、堀口恭司がまだベルトを持っていなかったということ
5分5Rという地獄
ベラトールだけでなくUFCでもタイトルマッチは5分5Rで戦うのが通例です
もし仮に前回の試合で堀口恭司がベルトを奪取していた場合、トーナメント3戦全てを5分5R戦わざる得なくなっていました
当然一戦一戦の条件は対戦相手と同じなのですが、短い期間で消化されるトーナメントをすべてタイトルマッチで行うのと、そうでないのでは蓄積される疲れとダメージは段違いです
タイトルマッチで敗北した選手が順番待ちの最後尾に回されるのは当然として、堀口恭司も御多分に漏れずその扱いならば、恐らくベルトをかけて戦うのは決勝になると予想されます
そうすれば、仮に王者になった状態でトーナメントに参加していた場合と比較すると幾分有利になるはずです
あまりそういった漁夫の利的な恩恵を堀口恭司が好まないのはともかくとして、1ファンとしては少し安心しています
VSパトリック・ミックス予想
前回のダメージに関して言えばはっきり言って回復はしていないと思います
脳のダメージは回復しないとも、したとしても年単位必要と言われるように12月に失神KOされて4月末に試合というのは通常正気の沙汰ではないと思います
元々打たれ強いタイプではない堀口選手にそういったダメージが残ったまま世界トップと戦うのはいささか心配ではありますが、幸いにも初戦の相手が寝技が得意なパトリック・ミックスというのは不安を少しだけ取り除いてくれます
しかしミックスも打撃ができないわけではなく、1度とはいえKO勝利も収めています
堀口恭司としては、ペティス戦同様に遠い距離で相手を動かし疲れさせ、出入りの早い打撃で削り
無理にテイクダウンに来たところを抑え込んでパウンド、もしくは切ってスタンドに戻す
といった勝ち切る戦術がマストと思います
とにかくダメージを受けずに初戦を突破し、休養の時間を早く確保することが必要だと思います
それにはほぼノーダメージで試合を終わらせること
わたしがセコンドならそう指示を出したいところですが・・・
そんなに甘い相手でもないパトリックミックスという相手と
消極的な戦い方をするはずがない堀口恭司という前提で考えるなら
きっともっと建設的で確実な戦術を考えてくると思います
昨年ATTの有力選手が次々に敗北しATT対策が確立されたとまで言われた年でした
今年は彼らの逆襲が始まると信じて
堀口恭司(31)という喪失感
デビュー当時から怪物と呼ばれ、凄まじい速度で成長し、素晴らしい功績を次々に打ち立ててきた堀口恭司
そんな彼も30歳を超えました
格闘家としてはキャリア終盤と言われる最終章の始まりかもしれませんが
1社会人としてはこれからの人生のほうが遥かに長いのです
脳のダメージは回復しません
彼に期待を乗せた責任がある以上、簡単に辞めろなんて言葉は言えませんが
彼の今後の人生に幸が多くあらんことを
どうか、堀口恭司にご武運を
お拝読ありがとうございました
コメント